© 法政大学 理工学部 創生科学科 小林一行実験室

イワノフ

UARTを使ったシリアル通信の使用法を説明します。

"config"の"Interconnection"に"digital comm"というカテゴリーがあります。この中には単純なシリアル通信である"RX8","TX8"やSPIのslave,masterモードなどがありますが、今回はPCのシリアルポート用の双方向非同期通信に使用されているUART(Universal Asynchronous Receiver-Transmitter)を使ってシリアル通信を実現します。

初期設定は省略します。プロジェクトの名前、言語の種類などを適当に選択してください。

"Interconnection"は以下のようになります。UARTは特に複雑な設定をしていないので簡単です。PCから入力した文字をLCDに表示するためLCDモジュールも選択しています。

"Global Resources"は以下のようになります。この設定によりシリアル通信のボーレートが決まります。この設定ではボーレートは、

24MHz/156/8=19200kbps

となります。

次に"UART_1"の設定を示します。クロックはVC3によるInternalclock、InputとOutputはポート使用します。ほかに難しい設定はしていません。

続いて"Application Editor"に移ります。プログラムはPCから入力された文字をLCDに表示します。

 

"Rebuild all"を実行して成功したら、"Program Port"を使って書き込み、実行しましょう。

実験環境の写真です。ブレットボードはごちゃごちゃ配線していますが、使っているのはANALOG DEVICES社製のAD232だけです。

結線回路図です。

 

実行した様子です。

 

 

いろいろ間違い&説明不十分なトコがあります。御気づきの方どんどん指摘してください。自分でもわかっているんでいつかしっかりしたものにUpdataしまーす。